国連のピレイ人権高等弁務官は12月2日に、シリア内戦をめぐる戦争犯罪について調査した結果、
アサド大統領が関与した可能性があることを明らかにしました。
ピレイ氏は記者会見で、集めた証拠が
「国家元首を含む政権トップに責任があることを示している」と発言したのです。
ことの詳細については、
「国家元首が(戦争犯罪の)容疑者だとは言っていない、事実に基づいた調査では、責任が政権の最高レベルにあることを示している」
と述べました。
司法手続きなどの前に戦争犯罪に関与した疑いのある人物が特定されるのは異例のことです。
調査の担当者らはこれまで、入手した証拠がシリア政権トップの関与を示していると述べていますが、
アサド大統領や特定の幹部の名指しは避けてきていました。
ピレイ氏や調査を担当する国連のパウロ・ピネイロ氏はこれまで、
シリア問題を国際刑事裁判所(ICC)に付託するよう要請しています。
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